教育実践(金寺 登)

1.2.1  システム設計演習

システム設計演習(電子情報工学科4年次開講・2単位通年・必修)に平成20年度からプロジェクト型学習を導入し,学生の意欲喚起を図っている.

この科目では,受講者が興味を持った各種センサ等とFPGA (Field Programmable Gate Array)ボード(アナログシステムの混在も可)等を活用することにより,何らかのシステムを開発することを課し,前期にはハードウエア記述言語の講義を行い,後期にプロジェクト型の演習を実施した.

各チームは,グループごとに独創的なシステムを企画,設計,開発,発表,相互評価することが求められている.さらに,必要な部品等の価格や代理店の調査,発注も要求され,これまでに学んだハードウエア・ソフトウエアに関する知識を活用する演習となっている.

 演習風景を下図に示すとともに,本演習での作品例を以下に示す.

  1. 簡易スペクトラムアナライザ(FPGAによる高速フーリエ変換,ドットLEDマトリクスによる表示,周辺回路から構成)
  2. Webカメラによる物体自動追尾システム(Webカメラからの物体をパソコンにリアルタイムで取り込み,赤色物体をFPGAを介して自働追尾する.)

39名の受講学生に,興味をもって取り組めたかどうかを5段階でアンケート調査した結果,約7割の学生が,興味をもって取り組めたと回答した.また,下図より,ものづくりに必要となる能力を身につける上で,演習が役立っていることがうかがえる.

システム設計演習風景
システム設計演習風景

システム設計演習アンケート結果「興味をもって取り組めましたか?」
システム設計演習アンケート結果「興味をもって取り組めましたか?」

システム設計演習アンケート結果

システム設計演習アンケート結果