教育実践(金寺 登)

1.1.2 演習問題データベースの構築

 適切な演習問題の拡充を図り,出題傾向を多様化することで学習内容の偏りを軽減するため, 高専IT教育コンソーシアムを通じて全国の高専にも協力を依頼し,電子情報分野の演習問題や試験問題を収集しデータベース化に取り組んでいる.平成21年度末時点で,8高専から12科目,のべ67名の教員が作成した問題をデータベース化した.このデータベースの利用により,下図に示すように苦手分野の克服や自学自習のサポートへの活用が期待できる.

演習問題データベースを利用し,出題分野,難易度,問題数を指定すれば,自動的に問題と解答例を作成できる課題生成システムをWebClass社の協力を得て作成した.出題分野を狭く指定すれば,日頃の授業の小テストや課題の素材として利用可能であり,出題分野を中程度にすれば,定期試験問題の素材として利用可能である.さらに複数の関連科目を指定すれば,実力試験(専門学習達成度試験)等の素材として活用できる.出題分野は,予め付与したキーワードばかりでなく,問題文に含まれるキーワードでも指定できるため,柔軟な運用が可能である.回答の自動判定が可能な問題のみを選択すれば,オンライン試験を実施し即座に集計したり,自学自習に活用可能である.

演習問題データベースと課題生成システム
演習問題データベースと課題生成システム