教育実践(金寺 登)

1.1.1 インストラクショナルデザイン

よりよい学習方法を総合的にデザインするインストラクショナルデザイン(ID: Instructional Design)手法を用いて,専門教育の質の改善を試みた.

まず,専門基礎知識の定着を阻む要因として,以下が考えられる.

  1. 何を勉強(復習)したらよいのかわからない.
  2. 時間がない.忘れてしまう.
  3. 学校教育を受けているときには,必要性が見えにくい.
  4. 学生の理解度の即時把握が難しい.
  5. 練習問題が体系化されておらず,偏りがある.

これらの要因に対処するため,適切な課題を作成し,講義ビデオ,小型情報端末の活用などにより自学自習を支援することとした.また,学習の成果を,受講した時点での評価,1〜2年後の実力試験による評価,自己評価により,3重に確認する.従来は単位修得時の1回だけの評価のため,基礎知識をすぐに忘れ,問題解決に応用することが難しいという問題点があったが,これを改善する.

ID手法の適用による問題点の分析
ID手法の適用による問題点の分析